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Arc’teryx

Alpha SL 30

Arc’teryxのAlpha SL 30をカナダから個人輸入して手に入れた。22L級の荷物で世界を移動する構成を考え抜いた末、「この軽さがイノベーションなのでは」と行き着いたバッグでもある。後付けのメッシュサックやバンジーコード、53gのマットまで試し、街と野宿の境界を一つの30Lにまとめている。

Alpha SL 30は、カナダから個人輸入した。以前は16Lの小さなパックを使っていたが、服のように嵩張る物や、途中で減っていく食料まで入れると余裕がなかった。容量を30Lへ増やしても、バッグ自体が重くなれば意味がない。その点、Alpha SL 30は公式重量で444gしかなく、大抵の小型バッグより軽いと感じる。

アークテリクスは、これをロック、アイス、アルパインクライミング向けの超軽量パックとして設計している。現行公式の素材名は、ダイニーマではなくALUULA Graflyte。水を吸収しにくいポリエチレン系の複合素材で、軽さに対して高い引き裂き強度を持つ。MacBookを保護するスタッフサックとは、素材と役割を分けて考えている。

自分は、付属するウエストベルトやコンプレッションストラップなど、使わない部品を外してさらに軽くしている。アークテリクスの発表値でも、それらを外した構成は316g。30Lという容量は、常に満杯にするためではない。衣類や食料のように圧縮しにくい物を一時的に入れ、減った後には小さく扱える余白として使う。容量と重量を別々に考えることで、小さすぎるバッグへ無理に詰める必要がなくなった。

素材自体は水を吸いにくいが、入口はロールトップではなく、ドローコードと小さな蓋で閉じる構造だ。上部からの浸水まで含めた完全防水バッグとしては考えていない。MacBookは別の軽量な防水スタッフサックへ入れ、そのままバッグの中へ収める。必要な時には内袋ごと引き抜けるため、防水対策がラップトップの取り出しやすさにもなっている。

登山では、バッグ全体を完全防水にするより、濡らしたくない物ごとにパッキングする方法がよく使われる。入口、縫い目、摩耗箇所のどこか一つに依存せず、電子機器や衣類を個別に守れるからだ。Alpha SL 30の耐水性を過信せず、内部のパッキングで役割を分けることで、軽さと実用性を両立している。

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